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酸素を吸った方が長生きする(2)
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■酸素を吸った方が長生きする(2)

 在宅酸素療法をするにあたって、もう1つの有名な研究はNOTT(nocturnal.oxygen. therapy trial 夜間酸素療法試験)でこちらは慢性呼吸不全203名を対象としています。最初の3週間に抗生剤や気管支拡張剤を使用し、また積極的な運動を毎日行ない、改善のみられた45名は対象から外れています。この試験では患者は夜間のみ酸素を吸入するグループと昼も夜も24時間酸素吸入をするグループの2つに分けて比べています。生存率でみると早くも12ヶ月后からは有意に24時間吸入の方がよくなっています。(表1)白丸が24時間酸素吸入のグループ、黒丸が夜間のみ酸素吸入のグループです。動脈血ガスの酸素分圧は同じく55mmHg以下の患者さんが対象となっています。
 では先程のBRITISH MRC SUTDYとのグラフを重ね合わせるとどうなるでしょうか。一番生存率が良いのは24時間継続吸入しているグループです。反対に生存率が悪いのは酸素吸入をしていないグループです。
 以上のような結果から、重症の呼吸不全では24時間なるべく長時間酸素を吸入することが長生きにつながることが解り、在宅酸素療法をすすめる上での大きな根拠となりました。



図1

   白丸が24時間酸素吸入のグループ、黒丸が夜間のみ酸素吸入のグループです。24時間ずっと酸素吸入を続けている方が死亡率が低下していることがわかります。なお24時間吸入といっても実際に酸素吸入している時間は平均17.7時間です。また夜のみ酸素吸入をしているグループも平均11.8時間吸入しています。このように6時間足らずの酸素吸入の時間差で、生存率に差がでることはいかに酸素が慢性呼吸不全の生命予後に影響を与えるかの一つの証拠です。



図2 British MRC study とNOTT の結果を重ね合わせた図

24時間酸素吸入が一番生命予後が良く、酸素吸入無しが一番生命予後が悪い。

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