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咳はどうして起こるか
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■咳はどうして起こるか

 咳は体の防御システムの一つで気道内の痰や異物を取り除くために起こる動作です。しかしながら、咳がしつこく続くと時には普通の生活が出来ない位に苦しい症状です。
 咳には大きく分けて、喉のイガイガ感などや痰を切ろうとして意図的にする「咳払い」と、反射的に起こる「咳」との二つに分けられます。通常問題になってくるのは反射的に起こる咳です。この場合は反射ですから自分の意志で無理に止めることは出来ません。 咳をする場合には深呼吸の後、声帯が閉じ肋間筋が収縮して勢いよく息を吐き出します。ちなみに肋骨には筋肉がついていて、胸を拡げたり縮めたりすることが出来ます。深呼吸することができるのは横隔膜や肋間筋といった筋肉が胸に付いているためです。勢いよく空気を肺から押し出すことで、途中にある痰などを吹き飛ばしてしまうのが本来の咳の役割です。
 では、咳はどんな時に出るでしょうか。一つは煙や粉塵、異物などを吸い込んだ時です。これらの原因は身体の外にあるので場合によっては避けることが出来ます。もう一つの咳の原因は身体の中でおこった刺激によるものです。咳というと肺の病気と思われがちですが、それだけではなく咽頭や喉頭といった、喉への刺激によって起こります。これは胃の内容物が食道へ逆流してくる逆流性食道炎や鼻汁が咽頭へ流れ込んできて起こる後鼻漏によっても起こってきます。
 時に咳は気管支の炎症や病的な収縮(例えば喘息)、気管支の圧迫(例えば腫瘍などによる)によっても起こります。ウイルスによる感染(いわゆる風邪です)では気管支の粘膜がダメージを受けて何週間も咳が続くことがあります。
 また、喘息は咳の原因としてはよくある病気です。通常はゼーゼーという音「喘鳴」(ゼイメイ)が伴いますが咳だけが出る「咳型喘息」あるいは「咳喘息」という病気もあります。これは日本人には多く見られる病気です。
 また、肺の病気では、その他に見逃してはならないのは肺癌結核等があります。いずれにせよ、長く続く咳には病気が隠れている場合がります。しつこい咳は一度呼吸器科を受診して下さい。



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