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喘息の自然経過(その3)
■喘息の自然経過(その3) 喘息の子供を持たれているご両親にとって、わが子の病気が将来どうなってゆくかは非常に心配されているこどだと思います。 長期間、同じ子を診てゆき、大人になってから喘鳴(ゼーゼーいうこと)がどうなっているかを研究しているものは、有名なものがいくつかあります。 今回はその一つを紹介します。 まず、この研究では喘鳴があるものイコール喘息とはしていません。 あくまでも、子供時代の喘鳴という症状が大人になってからどうなっていたかを追跡しています。 つまり喘鳴イコール喘息とはしていません。この点を充分に注意して下さい。 喘鳴は風邪を引いた時だけに起こるものもありますし、これを喘息といってよいかどうかは意見の分かれる所だからです。 この研究はあくまでも喘鳴という症状をとらえたもので、喘息がどうなるかということを調べたものではないのです。 さて本題ですが、ニュージーランドからの報告で、1972年から73年に生まれた1000人余り全員を追跡しています。 対象期間は9才から26才になるまでの17年間です。 この期間にきちんとしたデーターが得られたのは約6割の613名でこのうち半分が1回以上の喘鳴を報告しています。 15%の89名は子供時代から26才になるまで喘鳴が続いていました。27%の168人は、いったん寛改したものの、12%の76名は26才になるまで、喘鳴を再発していました。 結果として、9才から26才までずっと喘鳴が続いたものは15%、26才までに再発したもの12%、26才に喘鳴が治ったもの15%、26才までに喘鳴が時々あったもの10%、1回のみの喘鳴があったもの21%、全く喘鳴がなかったもの27%でした。 喘鳴は私たちが思っているよりも多くある症状のようです。 またこのことは喘鳴はよくある症状で一過性もしくは風邪をひいたときにも表われる症状であることです。 また大きくなって喘息が良くなるいわゆる"アウトグロー”は喘息患者の三分の一でした。 これは他の研究とも大体同じ値です。また喘息が重症であればあるほど発症年齢が低く、大人になっても喘息は残りやすいという結果も出ています。 →メニューに戻る |