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リリーバーをうまく使おう
救急の吸入薬について
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■リリーバーをうまく使おう 救急の吸入薬について

 リリーバーとは短時間だけ働く(とはいっても数時間ですが)気管支拡張剤のことです。具体的な商品名はメプチン、サルタノール、ベロテックなどです。喘息が急に悪くなったり、運動誘発性喘息などであらかじめ喘息が悪くなることが予想される時に使います。
 リリーバーは辞典でひくと「救援投手」が出ています。まさにリリーフピッチャーのことです。1回からリリーフピッチャーの出てくる試合は負けですが、かといって先発投手(コントローラー)が打ち込まれて、最後までリリーフピッチャーの出てこない試合も負けるものです。喘息はこの点野球の試合に似ています。
 では、どんな時にリリーバーは使えばよいのでしょうか。喘息の客観的な指標になるのは、ピークフローメーターの値でしょう。自分の現在の発作がどれくらいの値なのかが数値でわかります。自分のベストのピークフロー値は、普段から測定しているとわかります。この時、ピークフローメーターの値の平均の表が付属としてついてきますが、この値を上回ったから良い、下回ったから駄目ということではありません。この表に出ている値はあくまでも平均の値です。人でいえば足の速い人もいれば遅い人もいるのと同じで、自分のベストピークフロー値の何%になっているかの方が重要です。また症状として苦しくて横になれないようでしたら使って下さい。リリーバーを使っても1〜2時間おきにβ2刺激薬を必要としたり、リリーバーを使っても喘息症状が改善しない、喘息症状が悪化してゆくといった場合には、直ちに救急外来を受診して下さい。適時にリリーフピッチャーを投入して、それでも喘息の症状が悪くなれば救急外来受診というのがよいのです。
 しかしどこでリリーフピッチャーを投入するのがよいのかわからなければ(例えばピークフローメーターを持っていない、自分の重症度がわからない)、早めのリリーバーを使用しましょう。早めに手を打つことで、喘息治療はスムーズに行えるでしょう。注意点としてはリリーバーは良く効くのでこれだけで喘息のコントロールを行おうとする患者さんがありますがこれには無理があり、かえって喘息のコントロールが悪くなってしまいます。また副作用として時に胸がドキドキしたり、手が震えたありする人がありますが、一過性ですので心配しないで下さい。この副作用は全員に出るわけではありません。


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