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なぜ喘息の治療に吸入ステロイドを
使用するのか
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■なぜ喘息の治療に吸入ステロイドを使用するのか

 気管支喘息の定義としては「喘息は気道の慢性炎症と種々の程度の気道狭窄と気道過敏症の亢進、そして、臨床的には繰り返して起こる咳、喘鳴、呼吸困難で特徴づけられる」(喘息予防・管理ガイドライン2006より引用)とされています。炎症ですからこの炎症を抑えてやれば、喘息も良くなるというのが治療の根本です。(非常におおざっぱな説明ですのでもっと知りたい方は調べてください。)ではまずなぜ喘息の治療に「吸入」なのでしょうか。ステロイドは錠剤や注射などで全身投与した場合副作用が問題になってきます。以前にも書きましたが、ステロイドは大量に長期にわたり全身投与した場合必ずといって良い程、副作用が出ます。残念ながら成人喘息は「気道の慢性の炎症」ですので治療は長期にわたることになります。喘息治療のためにステロイドを長期に全身投与した場合副作用が問題になります。そこで局所、特に気道(空気の通る道=気管や気管支)にだけステロイドを吸入でくっつけてやればステロイドは全身に廻らずに副作用は随分と減るわけです。ちなみに気道にくっついたステロイドは大部分は肝臓で分解されるため、全身に廻り重篤な」副作用を起こすことはほとんどありません。図は左が正常も気管支で、右が喘息を起こしている気管支です。喘息を起こしている気管支は、炎症のため赤く腫れているのがわかります。

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