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喘息は治るか
■喘息は治るか 喘息が治るかどうかはある程度治療して経過をみないとわからない、というのが実感です。風邪をひいた時だけに出る喘息から、常時ゼーゼーという音がする喘息まで、喘息の重症度には文字通りピンからキリまであります。呼吸器科の医師としては「喘息は治る」と言い切りたいのですが、実情は「喘息は大部分はコントロール出来ます。」というのが正しいと思います。当院でも重症の喘息で入退院を繰り返す患者さんがおられます。一方、一回の治療で喘息が出なくなる患者さんもおられます。また小児喘息があり、いったんは喘息発作が出なくなったように見えても、20才を過ぎてから再び喘息発作が出る方もおられます。何をもって喘息の完治とするかは非常に難しい判断です。長い間、喘息患者さんを診れば診る程再発率は高くなります。人はどうしても「喘息は治る」と言う本や、健康食品に目が向きがちですが、これだけたくさんの商品が出ているということは「喘息を治す」決定打となる薬品や食品あるいは漢方薬がないということの裏返しでもあります。喘息は「治す」というよりも「コントロールする」と考えた方がよいでしょう。現在では保険の利くデーターのしっかりした喘息の治療薬があります。「溺れるものはワラをもすがる」気持ちは良く分かりますがその気持ちに便乗し、はてなと首をかしげるような健康食品や治療法に高額のお金を払っておられる喘息患者さんは後を絶ちません。まずはしっかりとした診察を受けて、ちゃんとした治療を受けて下さい。それが喘息の良いコントロールになりひいては喘息の長期の寛解につながります。諦めずに正当な治療を受けて下さい。
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