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リリーフピッチャーが 何人も出る試合は負ける ■リリーフピッチャーが何人も出る試合は負ける (短時間作用型気管支拡張剤について) 先日喘息の患者さんが来院され、「メプチンをくれ、とにかくメプチンだけでよいからメプチンを出してくれ」と言われました。メプチンは短時間作用型の気管支拡張剤で速効性はありますが、基本的な治療薬ではありません。まずは診察してからと話をしても「メプチンだけでええんやから」と言って診察させてもらえません。まあ話だけでもと何とか説得して話を聞くと、「私は薬はなるべく使いたくない。だから喘息発作が出るときだけメプチンを使ってるんや。」ということでした。聴診器を使わなくてもゼーゼーという喘鳴(ゼンメイ)がはっきりと聞こえます。かなり重症の喘息です。そこでこんな話をしました。 「野球なら先発投手がいてそれから中継、リリーフピッチャーて色々あるでしょ、喘息の治療もメプチンはいわばリリーフピッチャーです。リリーフピッチャーが何人も何人も出てくる試合は負けますわ。いまあなたがしている喘息の治療はリリーフピッチャーだけで1回から9回まで押し通そうとしているみたいなものです。そんなことしてたら喘息の勝ちになりませんか。」 この話をするとようやく納得されたようで、吸入ステロイドの導入ができました。しかし今後の喘息の治療はまだまだ道が険しそうです。リリーフピッチャーの欲しい喘息治療導入の一例でした。
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