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治療管理ガイドラインの改訂(3)
■小児気管支喘息治療管理ガイドラインの改訂(3)

 下の図を見て下さい。小児気管支喘息の治療ガイドラインの2005年11月に作成されたものです。今までと違い、まず基本治療があり、その上に追加治療があるという体裁をとっています。た基本治療薬として吸入ステロイドが軽症持続型で用いるように推奨されています。昨年問題になったテオフィリンの位置づけについては基本治療から追加治療に位置づけられており、吸入ステロイドが軽症持続型以上では基本治療に明示されています。
 なお昨年来、テオフィリンは血中の濃度が治療域でも痙攣を起こす、あるいは脳症を起こすといった論文が出されましたが、反対の結論のデータもあり結論は出ていません。

小児気管支喘息治療・管理ガイドライン 2005 日本小児アレルギー学会作成

■治療前の臨床症状に基づく発作型分類と治療ステップ

発作型症状程度ならびに頻度治療ステップ
間欠型

  • 年に数回、季節性に咳ソウ、軽度喘鳴が出現する。
  • ときに呼吸困難を伴うこともあるが、β2刺激薬の頓用で短期間で症状は改善し、持続しない。
ステップ1
軽症持続型

  • 咳ソウ、軽度喘鳴が1回/月以上、1回/週未満
  • ときに呼吸困難を伴うが、持続は短く、日常生活が障害されることは少ない。
ステップ2
中等症持続型

  • 咳ソウ、軽度喘鳴が1回/週以上。毎日は持続しない
  • ときに中・大発作となり日常生活が障害されることがある
ステップ3
重症持続型1

  • 咳ソウ、軽度喘鳴が毎日持続する。
  • 週に1〜2回、中・大発作となり日常生活や睡眠が障害される
ステップ4-1
重症持続型2

  • 重症持続型1に相当する治療を行なっていても症状が持続する
  • しばしば夜間の中・大発作で時間外受診し、入退院を繰り返し、日常生活が制限される
ステップ4-2

■小児気管支喘息の長期管理に関する薬物療法プラン(年長児6〜15歳)

 ステップ1間欠型ステップ2軽症持続型ステップ3中等症持続型ステップ4重症持続型
基本治療発作に応じた薬物療法吸入ステロイド薬
(100μg/日)
あるいは
抗アレルギー薬
吸入ステロイド薬
(100〜200μg/日)
吸入ステロイド薬
(200〜400μg/日)
以下の1つまたは複数の併用
  • ロイコトリエン受容体拮抗薬
  • 長時間作用性吸入β2刺激薬
  • DSCG
  • 貼付β2刺激薬
追加治療抗アレルギー薬テオフィリン徐放製剤以下の1つまたは複数の併用
  • ロイコトリエン受容体
  • テオフィリン除放製剤
  • 長時間作用性吸入β2刺激薬
  • DSCG
  • 貼付β2刺激薬
経口ステロイド薬
(短期間・間欠考慮)
*1抗アレルギー薬:化学伝達物質遊離抑制薬、ヒスタミンH1拮抗薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬、Th2サイトカイン阻害薬に分けられる。DSCGと経口抗アレルギー薬を含む。
*2吸入ステロイド薬:力価はFP(プロピオン酸フルチカゾン)あるいはBDP(プロピオン酸ベクロメタゾン)換算とする。
*3ステップ4の治療で症状のコントロールができないものについては、専門医の管理のもとで経口ステロイド薬の投与を含む治療を行なう。


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