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まだまだ良くなる喘息のコントロール(2)
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■まだまだ良くなる喘息のコントロール(2)

 先日、当院に中年の男性が来院されました。主訴は喘息です。投薬を見ると吸入ステロイド、長時間作用型β2刺激薬(吸入タイプ) テオフィリン製剤 抗アレルギー薬 最後には経口ステロイドまで、ありとあらゆる薬が整然と順序良く投薬されていました。それでも患者さんは息切れが強く、会話するだけでも息切れされています。「重症の喘息なのだろうか」と思いました。「これが重症の喘息だったら治療は苦労するな」と思う一方「これだけの薬が入っていながら一向に症状が改善しないのもどうもおかしい」とも考えました。そこでまずは吸入がうまくできているかどうかを考慮し、スプレータイプの吸入ステロイドを、粉末タイプの吸入ステロイドに変更しました。また目の前で吸入の仕方を教えてやってもらい、うまく出来る事を確認後帰ってもらいました。その後肺機能はどんどん良くなっていき、他覚的にもほぼ正常の肺機能に近づきました。患者さん曰く「ここ3年間で一番楽になった」とのお話が聞けました。
 察するに、どうもステロイドの吸入がうまく出来ていなかったようでした。「喘息のコントロールがうまくいかない時にはどうしたらよいか?」「吸入はうまくできていますか」にも書いていますが、吸入ステロイドを使っても一向に症状が改善しない時には、今一度吸入の仕方を医院や薬局で再度教えてもらって下さい。日本ではまだまだ吸入治療する事は広く受け入れられていません。また患者さんも吸入療法に慣れていません。吸入の仕方もよく理解されていません。案外な所に落とし穴のあった一例でした。



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