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吸入ステロイドで良くなる小児喘息
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■吸入ステロイドで良くなる小児喘息

 吸入ステロイドは現在、軽症持続型以上の重症度の喘息では、第一選択薬となるといっても過言ではありません。日本では、テオフィリン(商品名テオドール、ユニフィルなど)での治療の歴史が長く、また錠型も、錠剤、ドライシロップなど色々な型があります。長い歴史があり、使い慣れている医師も多いため、テオフィリン製剤も第一選択として用いられていることが多い現状です。
 さて近年、気管支喘息は、特殊なタイプの気管支炎として認知されています。気管支炎は文字通り気管支の炎症です。炎症を抑えるためには抗炎症剤を用います。吸入ステロイドはもっとも抗炎症作用が強く、なおかつ経口ステロイドとは異なり、全身性の副作用が少ない薬です。図は吸入ステロイド投与前後で喘息エピソード※の経験率を見たものです。喘息エピソードは、吸入ステロイド使用後に明らかに減っており、吸入ステロイドの有効性が示されています。用いられた吸入ステロイドは商品名フルタイド、薬品名フルチカゾンです。従来の治療法を否定するつもりはありませんが、吸入ステロイド療法を行ない、元気に遊べるようになった子供や普通の生活が送れるようになった方を診ると、やはりこの薬の効果は大きいと思います。

喘息エピソードとは、以下の@〜Cのエピソードのいずれか1つ以上経験した患者を喘息エピソード「有」と定義しています。
@喘息による入院の有無
A病院の救急治療室における喘息治療の経験の有無
B夜間あるいは休日の時間外受診あるいは定期的でない喘息の悪化による予定外の受診
C職場、学校を1日休んだ経験の有無


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