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小児喘息の治療を見直そう
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■小児喘息の治療を見直そう

秋になり喘息の好発時期になってきました。さて皆さんのお子さんの喘息のコントロールはいかがでしょうか。日本の喘息患者の実態調査をしたAIR−Jという調査があります。すでに日本の喘息事情で掲載していますが再度掲載します。

上のグラフでわかるように喘息症状はかなりの小児に出ています。特に持続型と呼ばれるタイプでは軽症でも71%、全体でも51%の子供が日中に喘息の症状がでています。遊び盛りの年頃で喘息の症状が出ると、体育ができない、普通に遊べないなど日常生活に与える影響は大きいものです。
 次に重症度別に見た夜間症状のグラフが図2です。軽症持続型でも最近夜間に喘息のために目が覚めたのは83%と高く、治療が充分にはできていない現状です。夜間に喘息発作が起きるのは親も起きることになりますが、何よりも子供の健康への影響が心配です。夜充分に寝られなかったら日中の活動はどうなるでしょうか。想像するに眠たくて元気が出ないのではないでしょうか。また夜間は喘息の発作が起きるどうなることかと心配も強いことでしょう。全体で見ても40%と半分弱の子供が夜間に喘息のため夜間に目が覚めてしまっています。喘息のコントロールの目標からこれも遠い状態です。喘息の治療はまず喘息の発作が起きないようにすることが原則です。現状では夜中に喘息発作が起きて親子共々不安な夜を過ごすという実態が見えてきます。

さて図3は重症度別に見た最近1年間の喘息による予定外受診の経験率です。重症度のいかんに関わらず、55%から63%と半数以上の子供さんが予定外の受診をしています。これも喘息の発作が起こり、親子共々難渋している様が想像されます。

最後の表は最近一年間の喘息による欠席の有無です。53%とこれも半数を超える子供が欠席をしています。学校を休むぐらいの喘息はどの程度なのでしょうか。

小児喘息のコントロール目標を挙げておきます。今一度自分のお子さんが目標に近いのか、チェックしてみて下さい。
(1)軽いスポーツを含め日常生活を普通に行う。
(2)昼夜を通じて症状がない。
(3)β2(ベーターツーとよみます)刺激剤の頓用が減り(サルタノール、メプチン、ベネトリン、アイミロールなど気管支拡張剤のことです)、または必要がない。
(4)学校を欠席しない。
(5)肺機能がほぼ正常。
(6)ピークフロー値が安定している。
(以上、小児気管支喘息治療・管理ガイドより引用) 人は何事にも慣れてしまい喘息のコントロールが悪くてもこんなものだと思ってしまいがちです。それは著しく生活の質を下げ親子共々苦しみます。どうかもう一度我が子の喘息の現状を見直してみて下さい。
(2005年10月7日記)


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