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新型インフルエンザ感染予防にマスクは有効か
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■新型インフルエンザ感染予防にマスクは有効か

 日本は伝統的に「風邪をひいたらマスクをする」ということがなされています。欧米ではこの習慣はあまり一般的でないようです。どちらが良いということではなく、文化の違いというように捉えるべき側面があります。しかしながらマスクを着けることでインフルエンザ防げるかどうかは関心の高い所です。政府機関として、はっきりとしたガイドラインを打ち出しているのはCDC(アメリカ疾病コントロールセンター)です。興味のある方は、オリジナルをお読み下さい。http://www.cdc.gov/h1n1flu/masks.htm
 以下CDCのマスクについての推奨の概略です。
 まず最初に「マスクならびにN95マスクに関して、地域コミュニティーでインフルエンザの感染のリスクを減少させるかに関しては非常に情報が限られている。明確な科学的なデータが欠如しているため、以下の暫定的な推奨は公衆衛生上の判断、マスク・N95マスクの過去の使用時に基づいている」とインフルエンザウイルスにおいての断り書きをしています。
さて本文ですが、「新型インフルエンザの確定例が出た地域では、一つだけの行動では完全な予防は望めずいくつかの行動を組み合わせることで感染の可能性を低めることができる。
1.手を頻回に水と石鹸で洗う。もしくは水と石鹸が手に入らなければ、アルコール基材の手指消毒剤をもちいる。
2.くしゃみや咳をする時は、口と鼻をティッシュペーパーでおおう。
3.目や鼻を手でさわらない。
4.インフルエンザ様の症状のある人は、自宅から出ずに旅行をさけ他人との接触を出来るだけさける。このような処置は、症状が出てから7日間もしくは症状がなくなってから24時間どちらか長い方をとる。
5.インフルエンザ様症状の症状の人から6フィート(約1、5m)以内に近づかない。」としています。 その上で表1のような結論としています。ちなみにN95マスクとは微細な粒子も通さないマスクで、きちんとつけると息苦しいです。はじめてつけた人は話をするのも一苦労します。(原文ではN95respiratorとなっていますが、respiratorとは人工呼吸器のことではなくマスクのことです。)
結論としては表1に要約されます。一読ください。

表1 CDC暫定推奨:非罹患者のH1N1感染を防ぐための家庭、地域及び職場におけるフェイスマスクとN95マスクを使用する状況
状況 インフルエンザから重症化する恐れのない人々
(ハイリスクでない人々)
インフルエンザから重症化する恐れのある人々
(ハイリスクの人々)
地域において
地域で流行っていない時フェイスマスク、N95マスク推奨しないフェイスマスク、N95マスク推奨しない
蔓延期(人込み以外)フェイスマスク、N95マスク推奨しないフェイスマスク、N95マスク推奨しない
蔓延期(人込み)フェイスマスク、N95マスク推奨しない人込みを避ける
避けられない時は、フェイスマスクかN95マスクを
家庭において
インフルエンザ様疾患の人をケアする人フェイスマスク、N95マスク推奨しないケアする人になることを避ける。避けられない時は、フェイスマスクかN95マスクを着用
他の家族フェイスマスク、N95マスク推奨しないフェイスマスク、N95マスク推奨しない
職場(非医療機関)において
地域で流行っていない時フェイスマスク、N95マスク推奨しないフェイスマスク、N95マスク推奨しない
蔓延期フェイスマスク、N95マスク推奨しないが特定の状況下で考慮されうるフェイスマスク、N95マスク推奨しないが特定の状況下で考慮されうる
職場(医療機関)
既知のH1N1あるいはH1N1の疑いもしくはインフルエンザ様疾患のケアにあたる人N95マスクの着用一時的な職場配置換えを考える
N95マスク

2009年6月15日記

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