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タミフル(オセルタミビール)
耐性B型インフルエンザウイルスの出現
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■タミフル(オセルタミビール)耐性B型インフルエンザウイルスの出現

 薬剤耐性菌(ウイルス)の出現は、いつの時代でも大きな問題です。すでに、抗生剤(細菌をやっつける薬でウイルスには無効)では繰り返してきた歴史です。インフルエンザの薬、タミフルの副作用ばかりが報道され注目されていますが、日本のようにタミフルを多量に使ったら、薬剤耐性(薬剤の効きにくい)インフルエンザウイルスは出現してくるのでしょうか。
 A型インフルエンザについては、すでにシンメトレル耐性ウイルスが20%以上となり、シンメトレルは第一選択する薬としては使われてはいないと思われます。今回の報告はB型インフルエンザに対してニューラミダーゼ阻害薬(商品名はタミフルやリレンザ、薬品名としてはオセルタミビルやザナミビール)耐性株が出現してきているという話しです。  2004年〜2005年のインフルエンザ流行シーズンに74人の子供からタミフル(オセルタミビル)投与前後で、また348人に治療前にウイルスを分離しました。治療前422例のウイルス株と治療後74例のウイルス株について、薬剤感受性(薬剤が効くかどうか)を調べています。タミフル投与を受けた子供から得られた74株のうち1株については薬剤感受性の低下があり、治療前に得られた422株ウイルスのうり7株に耐性化が認められました。この7例中4例は市中感染(学校や職場などで伝染)したと思われ、残りの3例は多分、家族内感染と思われました。このことは薬剤耐性のB型インフルエンザウイルスが人から人へと感染しうることを示しています。薬剤耐性ウイルスについてはDNA配列の変異が認められたことも報告しています。
 インフルエンザ感染に対しては結果としては2004〜2005年について得られたB型インフルエンザウイルスではA型ほど薬剤耐性ウイルスの出現頻度は高くないものの今後とも、充分な経過観察が必要としています。

(出典JAMA Vol. 297 No. 13, April 4, 2007)

2007年4月7日記

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