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鳥インフルエンザはなぜ問題か
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■鳥インフルエンザはなぜ問題か

ベトナムで鳥インフルエンザによる死亡者が出ました。WHOではすぐに対応をとりました。なぜこのような鳥インフルエンザによる死亡は報道されるのでしょうか。
従来トリ型インフルエンザは、ヒトには感染しないとされてきました。しかし、トリ型インフルエンザが何らかの変異を起こして、 ヒトにもうつるようになったのです。問題は大きく分けて、2つあります。
@まず第一にトリ型インフルエンザは、従来流行していないタイプのインフルエンザですので、ヒトはこれに対する感染防御力がありません。
幸いにしてトリ型インフルエンザは今の所ヒトからヒトへ感染力はないのですが、いつ変異を起こしてヒトからヒトへうつるようになるかはわかりません。
もしそうなったら、スペイン風邪のように世界中にこのウイルスは拡がる恐れがあるわけです。
世界中に拡がった今世紀のインフルエンザは,1918年のスペイン風邪で,全世界で2000万人,日本で40万人の死亡者が出たと言われています。1957年にはアジアかぜ,1968年の香港かぜもいずれも,1万人以上の死者が国内で出ています。
しかもこれらのインフルエンザの死亡者は,元気な青壮年層が,約半分を占めていました。
すでに香港かぜから40年ちかくたっていますので,いつ新型のインフルエンザが起こっても,おかしくないのです。
その候補の一つとして,高病原性鳥インフルエンザがあるのです。なお,従来のインフルエンザワクチンは無効です。
Aこの高病原性鳥インフルエンザは,死亡率が高いことが2番目の問題です。1997年の香港では,鳥インフルエンザにより18人が感染し,うち6人が死亡しています.日本では,幸い1人の死亡者も出ませんでしたが,SARSの時の騒ぎを思い起こしていただければ,万一日本で発生した時の恐ろしさは想像にかたくありません。

以上のような点からトリ型インフルエンザ動向には,注目が必要です。
なお,日本政府は抗ウイルス剤を,2500万人分オセルタミビルという,鳥インフルエンザも治療できる薬を備蓄することに決定しました。


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