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息切れは歳のせいと あきらめていませんか(COPD) 人間誰しも年をとると、歩いたときや階段を登ったときに、息切れして一休みした くなるものです。 かく言う私も階段を避けて、エレベーターを探すこの頃です。 医者の不養生とはこのことでしょうか。このような息切れは、病気による場合と年による(加齢による)避けることのできない場合の二つがあります。 年齢とともに心臓や肺の機能、筋肉の力が落ちてきます。 このため今までなんとなく登っていた階段でも、息切れで一休みという訳です。 もう一つの息切れは病気によるものです。息切れをきたす病気はたくさんあり、例えば心臓や肺が悪くなっても起こりますし、貧血がひど くなっても息切れがおきてきます。 ですから息切れがするといっても様々な原因があり、よく調べる必要があります。 日頃、皆さんとお話していますと、案外「年なのだから体が弱くなって、少々の息 切れは仕方がない」と思っておられる方が多いようです。 しかし実際患者さんを治療 していますと、かなりの方は治療で良くなります。 例えば、ある患者さんは70才を 越えた頃から息切れがするようになり、ゼイゼイと音がする典型的な喘息の症状が現 れてきました。
平地をゆっくり歩くのにも息切れして苦しそうで、ここ何年かにわ
たって息苦しさに悩まされてきました。しかし治療をはじめたところ、1週間後には 元気にスタスタと歩いて来られるようになりました。 またある患者さんは心臓が悪く て、少し仕事をすると体がだるくなり、息切れも強かったのですが、治療を受けるこ とで見違えるほど元気になられ、仕事に復帰されています 肺の病気でよくあるのは喘息と慢性気管支炎と肺気腫の三つです。 喘息というと子 供の病気のように思われていますが、大人になってから喘息になる方も結構おられま す。 ヒーヒー、ゼーゼーといった息苦しい発作が起こりますので、診断は比較的容易 です。 慢性気管支炎と肺気腫はタバコをたくさん吸っておられた方にみられる病気 で、簡単に言いますとタバコのために肺の機能が落ちてしまった病気です。 しつこい 咳と痰、あるいは運動したときの息切れが主な症状です。 特に息切れは、走った時や 階段を登ったりしたときに気付きます。 ただこの二つの病気、慢性気管支炎と肺気腫 はかなり進行して、息切れが強くなってからでないと受診されないことが多く、受診 された時には肺の機能がかなり落ちているのが残念です。 もし読者の皆さんが旅行に でも行かれ、同年輩の方と比べて、階段や坂道を登った時に息切れがひどいようでし たら要注意です。特にタバコを吸っておられる方は、吸わない人に比べて、肺の機能 が落ちやすくこれらの病気に罹りやすいのです。 皆さん、年のせいとあきらめず、息切れや咳が気になったら、お医者さんにかかっ て下さい。 早めの受診で病気の進行を押さえましょう。 →メニューに戻る |