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スプレー喘息
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■スプレー喘息

 皆さんの中で掃除の時にスプレーを用いておられる方は多いと思います。最近は色々な製品が出ており消臭効果をうたった物も売られています。日常の色々な場面で使うことが多い製品です。さて、本論ですが3500人の登録時に喘息のない人でかつ家の掃除を行なっている人を選びました。面接により15種類の掃除用品の使用頻度、有無を調べました。この人たちをこの研究では最長5年間追跡しています。そして新しい喘息患者が発生していないかを調べて、掃除用のスプレーが喘息の発症につながらないかを調べています。結果ですが週1回以上のクリーニングスプレーの使用は使用していない人に比べて1.49倍、喘息の発作になりやすいことがわかりました。また、週4日以上クリーニングスプレーを使用する人では使用しない人に比べて2.11倍、喘息の発作が起こしやすくなりました。スプレーの使用頻度ならびに回数が増えるほど喘息の発症率が高いという関連も認められませんでした。(図1)。特にガラスおよび家具用クリーニングスプレー、エアーリフレッシュスプレー(日本の消臭にあたるものと思われます)で、喘息の発症リスクは高くなり、スプレー式ではない掃除用品では認められませんでした。職業性喘息では清掃を仕事とした人たちが喘息になるリスクが高いことはしられていました。この研究では清掃を職業としない人でも普通のスプレータイプのクリーナーで喘息のリスクが高くなることを示した初めての疫学的な研究です。

図1

   時間 (年数)

縦軸は喘息の症状の無い割合。一日あたり3スプレー以上している人では10年後には約5%の人が喘息になっています。またこの表からスプレーの回数が多い程 年とともに喘息を発症していることが解ります。

(出典 AJRCCM 2007 Vol.176. p735―741)
2008年1月12日記


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