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ペット(イヌ,ネコ,鳥など)と喘息
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■ペット(イヌ,ネコ,鳥など)と喘息

 皆さんの中である動物を飼い出してから喘息が悪くなった方はいないでしょうか。ペットは例えば,犬(イヌ),猫(ネコ),ウサギ,ハムスター、鳥などです。
 典型的なペットによる喘息の一例はこんな例です。Aさんは元来,喘息が季節の変わり目にでる程度の軽度の喘息患者さんでした。しかし,家族の方がウサギを飼い出してから喘息発作がずっと続いて起こるようになりました。吸入ステロイドや気管支拡張剤,抗アレルギー剤を使いましたが,それでも喘息発作はやや軽くなったものの完全なコントロールはできませんでした。重症の喘息です。特に休日に家にいると喘息発作がひどく出ました。血液検査では,ウサギに対するアレルギー反応が強陽性と出ました。ウサギの飼育が増悪要因と考えられたので手放すことを相談しましが、家族の方の猛反対にあい、ウサギを飼ったままで治療を続けました。しかし強力に治療してもなかなか喘息は良くなりませんでした。結局,家族の方と話し合って,ウサギは他の人に飼ってもらうようにしました。しかし,その後も数ヶ月にわたり喘息の発作は相変わらず出続け,約半年後にようやく落ち着きました。
 ペットのよる喘息での対策は一番はまず,ペットを手放すことです。これができない場合,@屋外で飼う A少なくともペットをリビングルーム,寝室には入れないようにする BHEPAフィルター(空気清浄機で高機能フィルター付き)を寝室,リビングルームに備え付ける Cじゅうたん,畳をやめてフローリングにする D掃除機をフィルター付きのものに変える(普通の掃除機ではせっかく掃除をしても吸い込んだゴミや毛やホコリは空気中に再度ばらまかれるため) Eカーテンやブラインドを洗浄可能なものに変えて洗う F埃を吸着する人形やクッションなどは定期的に洗いなるべく室内に置かないようにするといった対策があります。
 ペットを飼うことによる喘息は案外多いものです。しかし,生き物ですからいったん飼い出すと中々飼うのを止めることは困難です。残念ながら上記のようなことを行っても中々,家人にくっついている動物の毛などは防ぎきれず,このような方策を併用しながら喘息の薬物治療を続けるというのが現状です。愛犬,愛猫家,その他ペットを飼っている者にとってはつらい話です。


2007年11月9日記

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