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飲酒(アルコール)で喘息が起こる アルコール誘発性喘息 ■飲酒(アルコール)で喘息が起こる アルコール誘発性喘息 アレルギー疾患の代表である喘息ですがアルコール摂取で喘息が起こることは案外知られていません。アルコール誘発喘息とこれを呼びますが、これはアルコールを分解する酵素のALDH(acetoaldehyde dehydrogenaze 略してALDHと呼びます)の働きが遺伝的に低下しているために起こります。 興味深いことにはこのALDHの働きが悪いのは東洋人にしかなく、白人、黒人にはありません。では、どれくらいの人がアルコールで喘息発作を起こすのでしょうか。浅井らによると67,7%、つまり3人に2人はアルコールで喘息が悪くなると報告しています。これは喘息が悪くなるきっかっけとしては風邪につぐ高い割合です。悪さをしているのは、アルコールのうちエタノールアルコールが分解されてできる、アセトアルデヒドという物質です。<図>(因みにメチルアルコールは失明するので飲めません。) アセトアルデヒドは肥満細胞や好塩基球といった白血球に作用してヒスタミンという物質を放出させこのヒスタミンなどが気管支を収縮させ喘息を起こすとされています。アルコールによる喘息を防ぐ対策としてはアルコール類を飲まなければよいわけですが、アルコールはみりん、調味料や様々の食品添加物に含まれていますので、完全に避けることは中々困難です。とくにALDHの働きが全くない人(奈良漬を食べても酔っ払ってしまう人はこのタイプです。)では思わぬ食べ物にアルコールが入っていて喘息が出ることがあります。まずは喘息のコントロールをすることが大切ですが、その他に抗ヒスタミン剤やDSCG(商名 インタール)が有効です。
出典 日本臨床63巻 2005年 P120―P124 2007年10月17日記 →メニューに戻る |