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GINAガイドライン
(国際喘息指針)の改訂(1)
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■GINAガイドライン(国際喘息指針)の改訂(1)

 GINAとはGlobal Initiative for Asthma(国際喘息指針とでも訳するのが適当でしょうか)の略です。また、ガイドラインとは標準的な治療の指針のことです。世界から集まった喘息の専門家の間で合意です。蛇足ながらガイドラインはあくまでもガイドラインであり、この通りにしなければならないというものではありませんので、今自分が受けている治療がこの通りで無いこともあります。今まで、各国のガイドラインは、GINAのガイドラインに影響されつつ、その国にあったガイドライン作ってきました。GINAのガイドラインの改訂を受け、今後各国のガイドラインも大きく変化することが予想されます。さて、現在までは喘息の治療は「喘息の重症度に応じた治療法」をとってきました。今回発表されるGINAのガイドランは「コントロールによる治療法」へと方針を大きく転換しています。何が違うかというと喘息のコントロールの目標を明示して、この目標を達することが出来るように治療法を段階的にしてゆくというのが、今回の主な改訂点です。
 GINAガイドライン2006「喘息の評価、治療モニター」に関する主なポイントは下記の如くです。表2のように日常の症状、活動の制限、夜間早朝の症状、発作治療薬の使用頻度(短時間作用型の気管支拡張剤の使用、すなわちメプチンやベロテック、サルタノールなどのこと)、呼吸機能としてはピークフローや1秒量また、喘息の急性増悪もコントロールレベルの定義に含めています。より具体的にコントロールを治療目標とした、ガイドラインの改訂です。(資料 グラクソスミスクラインより引用)

表1. GINAガイドライン2006「喘息の評価、治療、モニター」に関する主なポイント
喘息のコントロールレベルを、 「コントロール良好、コントロール不十分、コントロール不良」の三段階に定義した。(表2参照)
喘息治療の目標を、 下記(表2)の定義にある「コントロール良好」のレベルを達成し、維持することとした。
これまでの「重症度に応じた治療法(ステップ1〜4)」から、「コントロールレベルによる治療法(ステップ1〜5)」へと改変した。
治療ステップ3以上の第一選択治療として「吸入ステロイド薬と長時間作用性吸入β2刺激薬」を推奨した。
「コントロール不良」の場合は、良好になるまでステップアップ、「不十分」と判断された場合にもステップアップを考慮する。
また良好な状態が少なくとも3ヶ月以上続いた場合、ステップダウンを考慮することとした。

表2. 喘息のコントロールレベルの定義
 コントロール良好
(すべての項目が該当)
コントロール不十分
(週にいずれかの項目が該当)
コントロール不良
日常の症状なし(週に2回以下)週に2回超「コントロール不十分」
活動の制限なしある
夜間早朝の症状なしある
発作治療薬の使用なし週に2回超
呼吸機能
PEForFEV1
なし(週に2回以下)
正常範囲
<80% 予測値、もしくは自己最良値
喘息憎悪なし年に1回以上週に1回

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