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吸入ステロイドで顔が丸くなったり、太ったりしません
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■吸入ステロイドで顔が丸くなったり、太ったりしません

皆さんに、吸入ステロイドの説明をするときに「ステロイド」という言葉をきいた途端に「副作用」という反応が返ってくることがあります。
確かに経口ステロイドでは、長期間大量に服用したときにはこのような副作用は起こります。
ただし、「経口」(口から飲む錠剤)ステロイドの場合です。
 ステロイドは人間の体内で作られる重要なホルモンです。
ですから一概に悪役ではありません。喘息の治療の場合、使用する量は100μg(マイクログラムと呼びます)から最大でも1600μgです。
1000μgは1mgであり、1日に体内で作られるステロイドは、よく使われる経口ステロイド剤プレドニン(商品名)が5mgですから50分の1から最大でもから3分の1です。
ちなみに1000mgは1g(グラム)です。また吸入されたステロイドは全身に廻ることはなく気管支にひっつき、そこで作用します。
 現在、喘息は特殊なタイプの気管支炎と考えられており、この炎症(=腫れて赤くなっている)を抑えるのにステロイドが一番有効です。
このため吸入ステロイドが使われます。
また、気管支にひっついた吸入ステロイドは全身に廻ることなく肝臓で分解されますので、このため全身に廻る吸入ステロイドの量は、どんなに大きく見積もっても吸入した量の100分の1以下です。
このため吸入ステロイドで顔が丸くなったり、太ったりすることはありません。
なお図の左は正常の気管支、図の右は炎症を起こして腫れている気管支です。



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