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喘息の診断 その一
■喘息の診断 その一 皆さん喘息の診断は簡単だと思っておられるかもしれません。 「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった音が繰り返し特に夜間にする場合、 喫煙していない大人では喘息と診断してまず間違いはないでしょう。 老人で喫煙者となるとCOPD(慢性閉塞性肺疾患)との区別が困難な患者さんが出てきます。 また心不全でも同様の「心臓喘息」といった症状が出ることがあります。 時には喘息と心臓喘息が合併している患者さんもおられます。 このような場合は肺の検査(胸のレントゲン写真や呼吸機能の検査)の外に心電図や心臓の超音波検査が必要になってくることもあります。 また人によっては、昼間に全く症状が出ておらず、そのため昼間医療機関にかかっても、喘息と診断することが難しい患者さんもおられます。 また、自覚症状は長引く咳だけで、本人は風邪が長引いているのだと思い込んでいる場合もあります。 もし風邪をひいて、10日間以上も咳が続くようでしたら、呼吸器科で診てもらって下さい。 案外、喘息かもしれません。「胸が重い」「猫を抱いたり、部屋のホコリを吸い込むと咳や息苦しさが出てくる」といった症状は、 喘息の可能性が大です。 喘息は子どもの病気と思われがちですが、大人になってもある日突然、喘息になることもあるのです。 夜間に、咳で目が覚めるようでしたら、どうか医療機関で肺の機能を調べてもらって下さい。案外、肺機能が落ちていることがあります。 喘息の患者さんの中には軽症の場合は「胸の重い感じ」「何となく息が吸い込みにくい」といった症状を訴えられる場合があります。 若い人ですと狭心症や、心筋梗塞といった心臓の病気はまず否定できますが、(最近は20歳台でもまれに,心筋梗塞の患者さんがいるので油断できませんが)中高年の方ですと、これは狭心症か心筋梗塞といった心臓の症状と区別する必要があります。 大体は詳しく問診すれば区別できますが、それでも心臓の病気と気管支喘息との区別が難しい場合があります。 医療費が3割負担になっている昨今,診療費もバカになりません。 なるべく負担は少ないように心がけていますが、正しい診断をするためにも、肺機能の検査、心電図や胸の写真をとったりします。 医師もなるべく最低の負担で正しい診断をつけるように努力しています。 →メニューに戻る |