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喘息治療の目標
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喘息はよくある病気です。喘息治療の目標は、次のようなことです。
皆さん、交通事故死が日本で年間1万2千人あるのに対し、喘息の発作で亡くなる患者さんが年間4500人あることをご存じでしょうか?喘息はコントロールできる病気です。 皆さんと一緒に治療にのぞみ、上記のような目標を達しましょう。 喘息とはどういう病気でしょうか 喘息は特殊なタイプの気管支炎です。このため気管支は少しの刺激で(温度差やアレルギーの元になる物質を吸い込んだりすること)で気管支が(空気の通る道)が痙攣を起こして細くなり、ヒューヒュー、ゼーゼーといった音が出ます。ちょうどストローをくわえて呼吸しているようなものです。また、炎症が起こっているので、咳がでたり、気管支が細くなっているため、空気が通りにくくなり呼吸困難を起こします。気管支が痙攣を起こして細くなったのは自然にあるいは治療で元に戻ります。気管支が細くなって気管支拡張剤などを使っても元に戻らない場合は別の病気を考えます。 危ない喘息 喘息患者さんの中に、自分がいかに重症か、あるいは重症でも治療を受けずに頑張っていたかを自慢する方がおられます。いわゆる「病気自慢」です。医者の側からみると、非常に危ない橋を渡っておられるなあと、毎回このような患者さんとお話しすると思います。喘息が重症で、毎日発作が起こるような場合、息苦しさを感じにくくなります。体が息苦しさに慣れてしまうのです。入院を繰り返す患者さん、定期的に薬を飲まない患者さん、色々な患者さんがおられます。でもこれはとても危ないことです。一歩あやまれば「墜落」です。「喘息の治療の目標」にも書きましたが、充分な治療で、安全な生活を送りましょう。そのためにも定期的受診、治療を欠かさないで下さい。 喘息の診断 典型的な喘息の発作を繰り返して起こす場合、診断は簡単です。しかし、喘息が軽症で医療機関に行ったときには喘息の発作がなくなってしまっている場合などは、時に喘息と診断することが難しいことがあります。一般に診断は、1 急に起こる呼吸困難やヒューヒュー、ゼーゼーといった音が聞こえる、2 呼吸困難が元に戻る、3 心臓などで起こる別の疾患が除外できることです。時に慢性閉塞性肺疾患(COPD)と一緒に喘息や心臓の病気がある場合、診断が難しいことがあります。喘息の発作(咳、ヒューヒュー、ゼーゼーといった音が出る、止まらない咳、呼吸困難、胸苦しさ)といった症状は特に夜間(布団に入ってしばらくしてから)や、早期に起きやすいのも特徴です。 また気管支拡張剤や、吸入ステロイドといった喘息治療薬で症状がよくなる場合も喘息と診断してよいでしょう。運動した時、風邪をひいた時、アレルゲン(アレルギーを引き起こす物質で、ハウスダストや動物のフケ、ダニ、カビなど)を吸い込んだ時に症状が出れば喘息と診断できます。 重要なことですが、気管支が細くなることが気管支拡張剤で元に戻ることも特徴です。血液検査では、血液の中のIgEという蛋白質(抗体と呼びます)が高い人はアレルギー体質で、喘息を起こしやすいものです。 →メニューに戻る | |